からもも日記

50代の専業主婦が日常生活の中で感じたこと、考えたこと、主婦として母として今まで経験したことを綴ります。

発達障害の子育て経験<18> 初めての療育機関

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こんにちは😃  からもも  です。

 

私の子供 Nは発達障害

知的障害のある自閉症です。

今はもう成人し働いています。

 

初めての方はこちらもお読みいただけると嬉しいです。↓

 

www.karamomonikki.fun

 

 

今回はNが初めて通った療育機関の事を思い出しながら書いてみたいと思います。

 

選択の経緯

 

Nが自閉症の診断を受けた頃、これからどう育てて行けば良いのか、どんな教育を受けさせたら良いのか、私には何も知識がなく、療育と言う言葉さえ聞いたことがありませんでした。

 

ケースワーカーさんには自治体で行なっている幼児の発達支援のクラスを薦められましたが、我が家からは通い辛い場所にあり、多動なNと産まれたばかりの下の子供を連れて通うのは無理だと思いお断りしました。

 

民間でもいいのでどこかないかとお伺いしたところ、教えていただいたのが、健常児の小学校受験の指導と、発達の遅れがある子供の指導と両方行なっている幼児教室でした。

 

電車には乗るものの、駅から近いので通いやすいと思い、下見に行きました。

 

先生と対面で座って行われる、いわゆるお勉強系のお教室です。

 

今であれば、他にも色々なタイプの療育機関があって選択肢も多いと思いますが、当時はまだまだ少なく、通える範囲を考えると、そこしかないかなという思いでした。

 

問題はお金がかかること、

1回80分の指導、月4回で40000円くらいだったと記憶しています。

 

個人指導ですから相場ではありますが、我が家にとっては大きな金額です。

 

健常に産まれていれば、かからないはずのお金だと思うと、悔しい思いも込み上げてきました。

 

そんな事を夫の両親に話したところ、後悔がないように出来る限りの事をしてあげなさいと言って、療育にかかるお金を援助してもらえる事になりました。

 

そしてそれ以来、Nが高校を卒業するまでずっと援助してくれて、療育の日は下の子供と留守番する為に義母が家に来てくれました。今でも本当に感謝しています。

 

 

お教室の様子と効果

 

療育の初日、Nは初めての場面で私から引き離されて泣きじゃくっていましたが、先生が強引に部屋に連れて行きました。

 

泣いていて席につく事も出来ず、その日はほとんど何も出来なかったのだと思います。

 

80分の指導を終えて出て来た時も、涙を浮かべて私に抱きついて来ました。

 

私は「良く頑張ったね〜、偉かったね〜」と頭を撫でて、落ち着かせようとしましたが、先生からは

「泣いても抱いたり慰めたりしないで下さい」と言われました。

 

初日早々、このお教室と私は子育ての考え方が違うと思いましたが、他に通える所もなく、また結果が出るかどうかもわからなかったので、しばらくは通い続けようと思いました。

 

発語に関しては、ここでの指導がキッカケで出る事になったと思います。

 

よく「〜と言ってごらん」と無理に言葉を言わせてはいけないと言われていますが、そこでの指導はまさしくそのやり方で、先生が「あ〜」とか「い〜」とか言って口の形を模倣させ、強引に発音させるやり方でした。

 

言葉は条件が揃えば自然に出るもので、無理に言わせるのは良くないと言うのもわかるし、理想だとは思いますが、言葉が出ていない自閉症の子供の場合はある程度強引に発音させるのも有効なのかな?と思うようになりました。

 

それ以来少しずつではありますが、意味のある言葉が話せるようになりました。

 

 

そのお教室では、いわゆる知育玩具を教材として指導していました。

 

親は同席する事は出来ず、覗ける小窓はありましたが、私が近くにいるのが分かるとNも気が散ると思ったので、私はその80分をレスパイトとして外に出るようにしていました。

 

1年くらい経つと、ひらがなを教えるようになりました。

 

小学校の勉強を先取りして、普通級に通えるようにする事を良しとするお教室なのだとだんだんにわかって来ました。

 

宿題を出される事もあり、何度かは家でやってみたのですが、構って欲しい時期の下の子供の相手もしながら、Nに集中させて宿題をさせるのは難しく、私の精神的な負担が大きくなってしまいました。

 

宿題は無くして欲しいとお願いしたのですが

「今、頑張っておかないと普通級に行けない」

という様な事を言われ、だんだんとそのお教室に違和感を感じるようになりました。

 

 

その頃ちょうど引越しをする事になったので、そのお教室も辞める事になり、良いタイミングだったと思います。

 

子育てや就学についての考え方には相違がありましたが、そこに通った事により、Nが成長した事は明らかです。

 

特に発語に関してはそのお教室での指導がキッカケだったと思っています。

 

どんな療育機関が良いか?

 

今は発達障害に関しての認識が進み、療育も進化して、療育機関の選択肢も多い事でしょう。

 

受容型のところ、厳しいところ、勉強系、運動系などいろいろなタイプの療育機関があると思います。

 

どんなところが一番良いという答えはありません。

 

お子さんの特性や親御さんの子育て方針、ご家族の状況、金銭的な問題、通える範囲など、様々な要素を考えて選ぶ事をお薦めします。

 

有名だからと言って遠い所まで通い、お母さんが疲れてしまったり、障害のある子供のことを最優先にして、きょうだいが二の次になってしまったり、療育ばかりにお金がかかり過ぎたりしては本末転倒になりかねません。

 

あくまで無理のない範囲で、家族のバランスを考えての療育が良いと思います。

 

からもも